先週末は、串本に行って来ました。でも、土曜日はあいにくの気圧配置で、西風が強く、午後からは串本はクローズで古座で潜りました。久しぶりの古座は、相変わらずソフトコーラルがきれいで、伊豆のような感じの海でした。あちらこちらのイソギンチャクには、ちいさなクマノミのお子様が何匹かいました。イソギンチャクの触手と比べてそのちいささがわかるでしょ。7、8ミリといったところでしょうか、クマノミは、性転換するサカナなので、この大きさのお子様は、必ずボクなんです。クマノミが性転換することを見つけたモイヤー博士の本によるとクマノミは、一夫一婦性で、ひとつのイソギンチャクに一組の夫婦だけで、その他の小さな個体は劣位のオスで、大きな夫婦のクマノミに脅かされ、性的に成熟することは無いのだそうです。でも、大きなオスやメスがいなくなると残った次に大きな個体が成熟してメスやオスになるのだということです。はたして、この写真の彼は、大きくなって婿に入ることが出来るのでしょうか?そして、イソギンチャクに君臨する女王様になることができるのでしょうか?けなげにイソギンチャクの中で泳ぐ彼を見ていると「ガンバレ」と応援したくなってしまいます。
100ミリで撮りました。ゆれるイソギンチャクの触手の陰に簡単に隠れてしまう彼を撮るには、本当に大変です。この時は、いつまでも上がっていかなかったんで、バディとガイドさんが呼びに来てしまいました。
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