備前にいたカモハラギンポです。岩にはりついた貝殻を巣穴にして卵を守っています。(魚の後ろに写っているのが卵です。)貝殻の入口は狭くけっこう奥行きがあるので、ライトを当てないとよく見えませんが、びっしりとついています。カモハラギンポは遊泳性の強い魚で、昼間は普段、岩のそばで泳いでいますが、産卵のこの時期はこうやって卵を守りながらあたりを伺っています。写真を撮ろうとカメラを向けると巣穴の中は真っ暗で何も見えません。撮っているうちに段々と近づいていくとカモハラギンポさんは、「いやん、こないで、こないで、でも卵は絶対あげないから」と狭い巣穴の中を右往左往します。すこし後ろめたさを感じながらの撮影でした。
50ミリで撮りました。100ミリほどピントはシビアではないのでなんとなくカンでまぁまぁピントが合ってくれました。この日はリングライトだったので巣穴の中にうまく光が当たりました。
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