昔、昔、その昔、ダイビングを始めたばかりの頃に雑誌でみたフリソデエビは、とても可憐に見え、以来あこがれのエビさんでした。初めて串本に来た頃に、時々外洋の下浅地などで、見ることができたときは、えらい感動したものでした。が、最近では、串本では、何となく普通種あつかいで、「ふ〜ん、いるの・・?」ぐらいで、ガイドさんにとっては、なんだか扱いにくいダイバーやなぁと思われているのかもしれませんが、このフリソデのさんのペアーは、ちょっと燃えました。このおっきな子とちっさな子のミスマッチな組合せは、なかなか見ることができないのでとても嬉しかったです。そのミスマッチをワイドでマクロな、なんちゃって虫の目レンズのギョロちゃん1号が、より一層誇張しています。
ところで、昔は、とっても可憐だと思っていたフリソデエビですが、実はエビさんの中では1、2を争う獰猛なヤツなんですよね。自分よりかなり大きなヒトデをひっくり返し、足の筋を切って動けないようにし、それから一本ずつ食べていくんですよね。ほんま、見てくれのイメージとはほど遠いヤツなんですよね。
K20D+18-55ミリ+1.5倍テレコン+魚露目8号+オリジナルドームポート仕様のギョロちゃん1号で撮りました。