今回、奄美の海で、一番テンションが上がったのが、このエビです。体長、約8ミリほどで、完璧にこのトサカに擬態していて、動かなければ、全くわかりません。見つけてくれたのは、今回、お世話になった「あまみこダイバー」の吉川さんです。最初は、ナガレモエビのSPかとも思いましたが、甲殻類図鑑に載っているナガレモエビのSPは、前に見たことがあるのですが、それともちょっと違う(あいつは、ユビノトサカについているはず?)ネットで、見てもよくわかりません。(イソバナカクレエビの仲間かも)いま、つてを頼っていろいろ聞いてもらっているんですが・・?今のところ、よくわかりません。まぁ、いずれにしろ、いろいろな擬態するエビを見てきましたが、このエビぐらい完璧なヤツは、はじめてみました。ポリプの上に乗っていると、目と背中のもこもこが、トサカのポリプとほとんど見分けもつかないのです。正に、見つかったこと自体が奇跡のような気さえします。この写真は、トサカのポリプにさわってしまったんで、閉じ始めているのですが、ポリプが開いている時は絶対わからんとような気がします。そういえば、前に須江にでたイレズミミジンベニハゼも初観察は奄美だったはずです。そう思うと、奄美の海は、意外に穴場かも・・・?柏島と慶良間の間でダイバーもほんま少ないし、今回、海が荒れたこともありますが、5日間潜って、海の中でダイバーに出会ったのは、最終日に一回、よそのダイバーを見ただけで、あとは、貸し切り状態でした。飯もうまいし・・・、これで、天気がよかったらいうことなしなんですが・・・?
Nコンタックス、ゾナー100ミリF2.8+MK3で撮りました。あまり動かないエビでしたが、なんせ、ちっさい。ピントがなかなかシビアで、あと、ストロボがトサカの陰になって、ひかりが回りにくかったんで、結構難しかった。