このイソギンチャクモドキカクレエビも、♂は初めて見ました。(串本にはこのイソギンチャクモドキ自体がないとおもうのですが)写真で見るとやや、色が違うのですが、見事な擬態ですよね。(どこにいるかわかりますよね)このエビは、基本的にポリプの中に埋もれるようにいるんで、ポリプの表面を指示棒なんかで、なでるようにすると、もそもそと動くので発見できますが、それでも♂は、かなりちっさいので、見つけにくいです。(この子は、バディが見つけてくれました。)ピントを合わせていても、目とポリプの感じがよく似ているので、結構難しかったです。(♀は他のエビさん達と同じように♂の倍くらいの大きさなんでよくわかります)
ところで、この宿主のイソギンチャクモドキは、イソギンチャクと決定的に異なるのは、移動できないということらしいです。体の中に共生藻をたくさん持っていて、栄養の大部分をその共生藻からもらい、無性生殖をするところは、サンゴの生活様式とよく似ているのだそうです。見た目はイソギンチャクとほとんど変わらないのに、随分違うのですね。
それにしても、このエビの和名のイソギンチャクモドキカクレエビって、まんまやんけと、ちょっとつっこみいれたくなりますね。
Nコンタックス、ゾナー100ミリF2.8+MK3で撮りました。