今年は、ニシキフーライの当たり年です。須江にも串本にも、いっぱい居てます。夏頃から僕が撮った子も、串本で6個体ぐらい。須江でも8個体ほど撮って居ますが、こんなに居ると、最近では、いい場所に居ないとスルーしちゃうというほど贅沢になってきています。そんなニシキさんたちですが、おなかの大きなメスが多くなってきたみたいです。この子は、備前の砂地の果てにいる子なんですが、おなかの中にはもう目がはっきりした玉子がぎっしり、入っていました。ニシキさんは、時々卵蓑を大きく開いて新鮮な水を送って居るんですが、ゆらゆらと漂うニシキさんを追いながら、カメラのほうを向いた瞬間に卵蓑を大きく開いてくれるとは限りませんので、こんな、ちょっと情けないカットになりましたが、見にくいです、卵蓑の中からこっちを見る目が写っていました。今回持っていたレンズが125ミリとちょっと撮りにくいレンズだったの撮るの大変でしたが70ミリとかだともう少し撮りやすかったのかもしれませんね。でも、今回、撮っていると別のチームがいらっしゃるんで、譲って、帰ったらまた、撮って、また別のチームがやってくるという人気ぶりだったので、ちょっと集中力をなくしちゃいました。でも、ここから稚魚が飛び出してくるのは何時なんでしょうか・・・?(海外では、ハッチアウトの瞬間の観察例もあるみたいですが、)生まれた稚魚は、当然串本では生きられないのですが、なんだかわくわくしますね。
アポランター125ミリ+1Dmk3で撮りました。