2003.4.4
ウミカラマツに隠れるアオサハギです。すごく小さいハギなんで、初めて見たときは、カワハギのお子様かと思ってしまったほどでしたが、これでも成魚だと思います。かなり臆病なサカナなんで、ヤギの林の中やトゲトサカ、ウミカラマツのそばによくいます。見つけると必ず写真をとるのですが、アオサハギは、すぐに後ろ向きのなって陰に隠れようとするんで、なかなかうまく撮れません。まぁ。3〜4センチ程度の大きさの彼らは、あまり早くは動きませんが、スズメダイのように逃げ込む穴が決まっているようなこともなく、漂いながら、どこまでもゆっくりと逃げるんで、こういう場合時間をかけてゆっくり撮るよりは、ガーッとよって、パシリといかないとうまくないわけです。
アオサハギやアミメハギは、それほど珍しいワケではありませんが、見つけるとどうしてもその後をついていきたくなってしまいます。子供の頃、めずらしい蝶を見つけてその後を追っていったら、まるで、知らないところに出て困ったように、ついアオサハギに集中しすぎて自分のいる場所が分からなくなることもあるので、僕にとってはちょっと危険なヤツかも知れません。

90ミリで撮りました。