2003.4.3
アマミスズメダイの幼魚です。図鑑に載っている写真より頭の白い線が濃いので一瞬「だれやこいつ」とおもってしまいましたが、まぎれもなくアマミスズメダイでした、大人になると、ダイバーにはほとんど見向きもされない普通種ですが、幼魚のうちはなかなか特長ある面構えです。ちょうどきれいなミドリをバックにとることができました。最近、雑誌では幼魚の写真が溢れ、次のブームは、幼魚かぁ?という感じですが。まぁ、そんなこととは関係なく、やっぱり幼魚は、魅力的です。海の生物のほとんどがこの大きさに成長するのは、何万分の1の確率で(その無駄が海の豊饒さをつくり出しているのですが)まぁ、よくぞここまで大きくなった、これからも元気でいろよと素直に思えるからかも知れません。
これから、段々と大きくなって親たちの群と一緒に根の上で泳げるようになるまで、もう少し、様々な危険を乗り越えて頑張れよとつい声をかけたくなってしまいます。

100ミリで撮りました、バックのミドリイシを生かしたかったのと、スズメダイのちいささを出したかったんで、ちょっと引き気味に撮ってみました。でも、ちょこちょこと動くこの手の幼魚の撮影は、かなりの集中力がいるんで大変です。