2003.4.1
ウミウシの同定は、なかなか大変です。色彩変異がかなりあるし、和名がなくて学名しかなかったり、たまにしか見ないので、名前を忘れてしまったり、水中で見た色の印象と違っていたり、和名が混乱していたりといろいろあるので、僕のようなシロートの門外漢にとってとても敷居が高いものです。この写真のウミウシは、和名がないウミウシで、学名ヒュプセロドーリス クラカトというらしいです。(ヒュプセロドーリスというのは裸鰓目のことらしいです)なにげに覚えにくいですが、一度覚えるとなかなか忘れにくい気がします。かなり綺麗なウミウシですね。八丈島では、普通に見ることができるらしいです。
このウミウシもここ1ヶ月程で、3回ほど見たウミウシです。これも名前がよくわからないので、伊豆、安良里のTATSUMIのゴローちゃんに教えてもらいましたが、TATSUMIにあったハワイのウミウシ図鑑にヒュプセロドーリス ゼフュラ(zephyra)というウミウシとよく似てるらしいです。ひょっとしたら、珍しいかも知れませんが、よく解りません。このウミウシは、かなり良く動いていました。

なんでもイロウミウシは、触覚とエラが同定の決め手らしいので、とりあえず、それをはっきり分かるように1枚は撮っておくといいらしいです。

これは、クチナシイロウミウシ、ウミウシ図鑑のこのウミウシの写真とはまるで違う模様だったのですが、触覚とエラからクチナシイロウミウシの色彩変異バージョンらしいです。

ウミウシは、色の綺麗さや、すごく種類が多いので、はまると面白いだろうと思います。そして、デジタルは撮ってすぐ見ることができるので、ウミウシなどの種類の同定には、かなり威力を発揮します。ある意味デジカメはウミウシのブームのひとつの牽引車といえるかもしれません。

全部100ミリで撮りました。2〜3センチぐらいのこの種類のウミウシにはD60と100ミリの組み合わせは35ミリの時よりとっても撮りやすい組み合わせです。