2005.5.13
柏島でもなかなか見つからない多分エナガイザリウオと思われる個体をバディが見つけてしまいました。大きさ約3センチちょっと、バディ曰く「エナガがいたという場所によく似ていたので、ガレサンゴをめくったらついていた」といっておりました。エナガイザリウオとは、エスカのついている背ビレの第一棘が普通より長く、眼条斑があるというのが特徴らしいのですが・・・?以前は奄美でしか見つかっていなかったのが最近では、沖縄や柏島でも見つかるようになりました。インターネットで検索していたら田辺でも見つかったらしいので、南方系には違いないけど串本でもいるのかも知れません。死サンゴの下などが生息環境なので、確かにオオモンやイロイザリのいる環境とは違います。(でも、串本で見てもオオモンかイロかどっちやろで済んでしまいそうです。)雰囲気としては、ヒメヒラタを少し膨らました感じで普通のイザリよりは薄くかんじました。死サンゴの窪みにはまって隠れておりましたが、起こされたのが気に入らなかったのか泳いで逃げようと右へ左へ・・・・、その為かやけの砂っぽい写真になっちゃいました。(エナガ君スマン!)

100ミリで撮りました。とりあえずお初の個体ということで、真横からのカットです。

ところで、昨日の朝日の夕刊に、黒潮の南下によって冷たい潮が沿岸に上がってきたことによるプランクトンの大量発生という画像処理された衛星写真が載っていました。東伊豆沖から熊野灘までの太平洋岸にかなり沖まで、プランクトンの様子がはっきりと写っていました。それを見ると、GW中伊豆では(特に東では)1〜2メートルの透明度だったらしいのもうなずけます。このプランクトンの大量発生は、吉兆なのか凶兆なのか・・・・?吉兆であってほしいなぁ・・・