ナギザキのカシワハナダイです。カシワハナダイは串本、大島では結構沢山いますが、あまり皆さんから注目されることが無いような気がします。が、僕的にはかなり好きな部類に入ります。カシワハナダイも明るい水路にいるときよりもちょっと暗めな日陰にいるときの方が、妖しく光ります。(まるで、クラブのおネェさんのようでもありますが・・・。)須江のナギザキでは、時々ホンソメ君のクリーニングステーションに通ってきてヒレを全開にしてクリーニングをおねだりするシーンを何度か目撃することができました。そんな時は、ゆっくりと近寄ればあまり逃げずにヒレを広げて泳いでくれ、なかなかいいシャッターチャンスです。
180ミリ+1Dマーク2で撮りました。この写真も拡張Lです。
デジタルでカラーでも写真の恣意性を取りもどすことができたということを前に書きましたが、僕は、写真の基本はプリントだと思っています。モノクロで撮っていた頃は、フィルムを撮影条件に合わせて現像し、ベタを撮って荒セレし。キャビネで焼いて、又セレクトし、四つで、渾身の力を込めて紙焼きを創り、それを人に見せるわけです。そうしたことが、カラー写真では、なかなか出来にくくなったのですが、高性能のコンピュータが安くなったこととインクジェットのプリンターの高性能化で、カラーでも昔のモノクロの時代のように恣意的にプリントを創ることが出来るようになったわけです。そうしたことにデジタルカメラのRAWデータは、モノクロのネガのように材料としては圧倒的にうってつけなのです。(でも、まだまだ、フィルムの方がいいという条件はいっぱいありますけどね・・・。)
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