2005.3.14
須江のコワリ下のアカオビハナダイです。ここにはオスは4匹以上はいると思います。海に沈んだ金網の魚礁にクロホシイシモチの群れに混ざって暮らしています。ハナダイを見るには水深は18メートルぐらいと浅く、唯一減圧を気にしないでいいポイントです。ただ難点は、バックに金網が入ってしまうことや、クロホシイシモチが低いところで群れているときは、奴らに邪魔されて、うまくアカオビ君を捉えることが出来なかったりするということです。基本的に遊泳性のハナダイは、水中ライトをあまり嫌いません。(ヒョッとしたら水中のプランクトンがよく見えるのでライトは好きかもしれません。)ただ、オスの婚姻色はあまり強いライトをあてるとすぐ消えてしまうことが多々あります。が、ハナダイ君の居る場所は比較的暗い環境が好きなのでライトを当てないと「ピントがわからない」という難儀なことになるのでケースバイケースといったところでしょうか。
このアカオビ君、この時は比較的ご機嫌で、何度もカメラの前でダンスを踊ってくれました。でも、クロホシイシモチに邪魔されてそのたびに「チッ」と軽く舌打ちをしてしまうのでした。

180ミリ+1Dマーク2で撮りました。ISOは、拡張のL(ISO50相当)なんとなく拡張のLだと魚のヌメーっとした感じがでるような気がします。

前々回で。デジタルのメリットはコストを気にせずバカバカ撮れることだといいましたが、それにまつわるデメリットは、データの保管方法です。大体一回のダイビング行で2〜3ギガのデータが溜まります。僕の去年のダイビング本数だと約30回ほどのダイビング行だから多目に見て3G×30=90G程のデータになります。これを保管するわけですが、CD-Rなどで保管すると枚数はバカにならんし、データを探すのにも大変なんで、ずーっとハードディスクに入れています。が、このハードディスクいつ壊れるかわからんので、もう一台別のディスクを用意してバックアップをとっています。段々と増えていくデータを保管しておくのは、やっぱりなかなか大変です。後、撮影現場でのデータのバックアップです。ある意味カメラより大事な撮影済みのデータは、絶対、2つ以上のメディアで保存しておきたいですね。僕は、普通のダイビング行の時は、CFカードをPCにコピーし、PCのデータをわが家のPCにコピーするまでCFカードは初期化しないでいます。長期の場合は、携帯用のHDでバックアップしています。(海外、国内問わず、撮影済みのデータが入ったPCは、肌身離さず持っています。撮影済みのフィルムもいつも手荷物でした。)ですから、カメラやレンズももちろんですが、よりそうした周辺機器が結構バカにできません。