2005.3.12
串本の海にいるスミレナガハナダイのオスです。スミレナガハナダイは、南方系のハナダイだから、沖縄やパラオなんぞに行くとよく見ることができるらしいです。このポイントには僕が確認しただけで3匹、雌雄中間体もいたので、ここで確実に定着しているみたいです。メスも沢山います。
しかし、あでやかといううか、綺麗なさかなです。串本、大島で見ることの出来るハナダイの中でも1、2を争う妖しい美しさです。肉眼で見た感じは、暗い海の中でホントに妖しく光っているような幻想的な姿です。こうやってストロボで撮るとその妖しさが無くなってしまいますが、なんとかその妖しさをだせたらいいのだけど・・・、
ところで、ダイビングを始めて最近まで、僕はハナダイをほとんど見たことがありませんでした。それは、潜っていたフィールドや昔は一番好きなのは甲殻類だったのであまり興味がなかったのかもしれませんが、今になってみると、ハナダイを見ずしてダイビングというなかれと断言してもいいです。(マダラやシロオビを求めて50、60メートルに行く気持ちも良く判ります。)しばらくは、サクラダイにキシマハナダイ、オシャレハナダイにチビハナダイ、アカオビハナダイ、ケラマハナダイ、フタイロハナゴイ、スジハナダイ、ハナゴイにハナゴンベそして、大好きなキンギョハナダイのお子様などなど、串本、大島エリアで撮れるハナダイを撮り倒したろとおもっています。

180ミリ1Dマーク2でISO50に設定して撮りました。1Dマーク2はISO拡張ができて、ISO50とISO3200で撮ることができます。その昔、学生の頃、モノクロで撮っていた時代、屋内では1600ぐらいに増感できて、ピーカンの屋外では50ぐらいで撮れるようなフィルムがあるといいなぁと思いましたが、デジタルは、それが簡単に出来てしまいます。それは、ある意味カメラマンにとって理想のフィルムを手に入れたことのように思います。(まぁ、でもあと10年もすると、ISOはシャッタースピードや絞りと同じような可変要素になるんやろなぁ・・)