2005.3.12
今週な仕事でダイビングはお休みしました

この子は、グラスワールド、東の根の水路の下に最近ヒレギレイカだと思われるイカが10数匹ほどで群れています。が、ほとんど誰にも見向きされません。そりゃぁ体長5ミリほどの幼体だし、ジミーな色だし、普通ほとんど目に入りませんわな、ガイドブックによるとヒレギレイカは外洋性のイカらしく幼体の内だけ沿岸部にいるらしいです。ふわふわと気配をまわりの岩に似せて消している様子は小さいながらも忍者のようで、なかなかシブイです。「おぬし、若いに似合わずなかなかやるなぁ。」といったところですか・・・?
寒い海の底で、大きくなって大海原で泳ぐ明日を夢見て、がんばっているんだろうなぁ・・・。

10D+100ミリで撮りました。もう少し近寄ってアップにしてもいいかも知れませんね。
ところで、10Dと100ミリの組み合わせはイノンの純正のクローズアップをつけると35ミリ換算約2倍ぐらいの倍率になります。そして、このピックアップファインダーのないハウジングだとピントもそこそこ見えるので、比較的安心して撮ることが出来ます。

ここに来てキズデジの新バージョンやコニカミノルタの手ぶれ補正内蔵のデジカメ一眼やニコンのD2Xなど、新しいカメラがたくさん出てきました。画素数が増えたりいろいろな改良が加えられていますが、所詮デジカメは消耗品です。今使っているカメラが10年たって、ライカののような価値が出るとはとうてい思えません。要するに新しければもっと良いということです。ですからデジカメ一眼を買うには、基本的には1年間でどれくらい使い倒せるかということにつきます。フィルムだとリバーサルで1本現像代込みで約1500円ほどかかります。1ヶ月で20本使うとして約3万円×12ヶ月で36万円かかります。今、僕は1本のダイビングで、デジカメで約60カットぐらい撮ります。フィルムで換算するとだいたい2本分ぐらいです。去年は約185本潜ったんで185×2×1500でおおざっはにいって555000円分のフィルムを使った勘定になります。(まぁ、これで、1Dマーク2分は浮いたかなというカンジですが。)逆に言うとそれだけのフィルム代をかけなくても写真が撮れちゃうということがデジタルの一番のメリットです。
そして、ここが一番肝心なのですが、撮った後の写真をいじり倒して「写真を創りあげる」ことができる。つまりカラーでも写真の恣意性を取りもどすことができたということが僕にとってはとてもうれしいです。