2005.2.3
これは、イイジマフクロウニに寄生する、イイジマフクロウニヤドリニナです。(なんか、ほんまにそのまんまでんな)そのイイジマフクロウニヤドリニナが産卵しているところです。彼らの産んだタマゴはそこらあたりの岩肌にいっぱいついていました。でも、5匹ぐらい集まって産卵しているのは、やっぱり巻き貝はウミウシの遠い親戚だからなんでしょうか・・?よくは、わかりませんが・・・?それにしても、これを撮った沖衛門には、大小約20近くのイイジマフクロウニが根についていました。串本方面ではこのイイジマフクロウニ結構珍しいですが、刺されると手がグローブのようになるというくらい毒が強いらしいので、われわれにとっては、あまり歓迎せざるものです。(もし、これにコールマンシュリンプでも(ボクはまだ見たことはありませんが)ついていたら話は別ですが・・・、)しかし、このイイジマフクロウニは、フクロウニとしては特別に浅いところに生息する種で、フクロウニ研究者にとっては大変重要なものらしいです。その意味で世界中のフクロウニ研究者に「伊豆」は垂涎の場所らしいです。まぁ、「タテ食う虫も好きずき」とはいえイイジマフクロウニを研究するなんて僕には考えられませんが、競争者は少なそうですね。(よくわかりませんが・・・?)

180ミリで撮りました。イイジマフクロウニはとっても怖いので、これに寄生する生物を撮るときはどうしても腰が引けてしまいます。まぁ、別に命かけているわけではないんでかまいませんが・・・・。