2003.2.13
冬はやっぱり、ウミウシの季節です。なかなか綺麗な彼らですが、昔は一部のダイバーだけが興味を持っていただけで、普通のダイバーにはあまり見向きもされませんでした、それが、今では、ウミウシは、なくてはならないある意味アイドルのようになってしまいました。それは、僕が思うに、どうしてここまでというくらいの色彩の綺麗さに、これでもかというくらいの種類、そして、沢山のダイバーが一緒に見ることができるということでしょうか、それを決定づけたのがウミウシ図鑑の登場ですよね。それまで、普通の図鑑にはミノウミウシの一種とかナンチャラウミウシの仲間としか載っていなかったウミウシ達に一気に名前がついたことが大きかったと思います。その意味このウミウシ図鑑は、ダイビングのスタイルを大きく変えたきっかけになったような気がします。(その名前の付け方にはいろいろと問題もあるような気はするのですが、とりあえず今はふれないでおきます。}今は、ほとんどのダイバーがデジカメを持って、あっちでパチリ、こっちでパチリとウミウシを撮っています。

これはサクラミノウミウシ。それほどの希種じゃありませんが、あまり見かけないウミウシです。ミノのような体表が波に合わせて右に左に揺れているのはとても奇麗です。(15ミリ、ちょっとワイドマクロをきどってみました)

ミアミラウミウシのアップ。この個体は何故か片方の触角がありませんでした。ちょっと大きめのウミウシですが、この色彩は本当にキレイです。この色はいわゆる毒色なんで、貝殻を捨てて進化したウミウシにとっては必須の色彩なんでしょうね。だから、基本的には、彼らには天敵が少ないので、ウミウシカクレエビが彼らを宿主にしたりするんでしょうねぇ(100ミリで撮影)