なにげに冬型がゆるむことなく、結構強い西風が毎日のように吹き続けています。西風が吹くと水温が下がるから「やだなぁ」なんですが、これも季節風だからしゃぁありませんね。
この写真は、須江のナギザキにいたアカスジカクレエビです。秋頃は、それはそれはどこから沸いてきたんじゃいっ!というほど滅茶苦茶おるのですが、水温が下がる今頃になるとだんだんと数が減ってきます。その間に途方もない数の卵を産んで、やがて死んでいくわけです。そして、夏頃からあちらこちらのトサカやイソバナなどで見つけることが出来るようになるといった案配ですが、その成体が見られない間、プランクトンとして海の中を漂っているワケですよね、そのものすげぇ数のプランクトンが海で生きる生物のエネルギーとなるのですが、やっぱりその全部が食べ尽くされることはなくまた成体になり、産卵しといった輪廻を繰り返しているわけです。生きることが、他の生物の生存の源となり、また自らの種の生存の源でもあるというぐるぐるとまわる、いわば曼荼羅のような世界を創り上げているとも謂えると思います。でも、その世界は、いつまで続くのでしょうか・・・?
100ミリでとりました。1Dmark2を使い始めて約5000枚ほどカウンターが進みましたが、10Dクラスのカメラと決定的に違うのはファインダーとシャッターの感触です。もうそれだけで、水中でのストレスが全然違います。あと、写りですが、10D、D60でも問題なかったんで、悪いはずはありません。まぁ、いずれにしろ基本的に写真はカメラで撮るんではなく「魂」で撮るんですから・・・。
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