今日、僕の住んでいる岐阜では夕べから降り出した雪が、15センチもつもりました。去年、知り合いのお店で、海の写真を展示したことがありますが、海に潜ったことのない人達にはそれが、日本の海で撮ったものとは思わなかったとよく言われました。そんな人たちには、今日のような雪の降る寒い冬の海に潜るなんて正気の沙汰ではないと感じられるでしょうね。実際、僕だってダイビングを始めたばっかりの頃に真冬の海に潜るなどとは思ってもみませんでした。しかし、真冬の海に潜るようになると、そこはキンと冷えて、青く静けさがどこまでも続く世界で、それがなかなか良くて僕は冬の海がとても好きです。そんな冬の海は、夏にはあまり見ることのできない生物がいます。このミズヒキガニもそうです。砂地のガヤのそばに隠れています。「海の甲殻類」によると、外敵にはハサミでガヤをつかんで振りかざすとありますが、そんなシーンを僕は見たことがありませんが、一度見てみたいと思います。砂地に砂色のカニなんで、あまり目立たないけど、よーく見るとかわったカタチの目をしていています。普通はもっと足に海藻がからみついてきたない感じの個体が多いのですが、こいつは比較的きれいなヤツでした。(100ミリで撮影) |
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