2004.5.20
紀伊大島の比較的浅いところのムチカラマツについているビシャモンエビです。同じような生息環境にムチカラマツエビ、キミシグレカクレエビ、ウミカラマツエビなどが居ますがどれも体長は2センチぐらいと小さなものばかりです。まだ、ビギナーだった頃このエビを教えてもらい、写真を撮ろうとした時、えらい苦労してもほとんどピントが合わなかったことを思い出します。(今では、これくらいお茶の子さいさいですが・・・。)それ以来こういうエビをキレイに捕ろうと堅く心に誓ったものでした。が、以来何度も挑戦するのですが、「これや」という決定版は未だ撮れずいるような気がします。まぁ、小さいし結構動いてムチカラマツの裏側に隠れたりとか、揺れる海の中で、かなり集中力がいることはたしかですが・・・・。
ところで、須江ダイビングサービスのKさんは、このビシャモンエビにえらく感動していました。なんでもずーっと潜っていた田辺には、ビシャモンエビが少ないらしく希少種だと思っていたらしいです。まぁ、ところ変われば、品変わるではありませんが、フィールドが変わると見たことのない生き物に出会いますもんね。前にサイパンでしか潜ったことのないガイドさんが初めて伊豆に潜ってミギマキを初めて見て「なんじゃ〜これ!!!」と思っても誰も見向きもしないのでびっくりしたといっていたことを思い出しました。(ミギマキじゃぁ、よっぽど小さい幼魚以外、ネコマタギですもんね)でも、そんな、誰も相手にしない普通種のちょっと変わった行動を見てみたいというのが基本的にはボクの根本なんですけどね。(シーマンズのI君はこの間カワハギの産卵を見たらしい・・・うぅっそんなん一番見てみたい・・・)

90ミリで、撮りました。今回から、ちょっとポートまわりを新仕様にして、外付けのクローズアップレンズを使えるようにしました(外付けなんで画質は落ちることは覚悟の上で・・・)シフトしているので結構ピントは深いですが、多分フレアーのせいでアマーい感じです。でも、不思議な丸みがあります。100ミリとは、全然違う感じですね。