2004.4.23
大島のコワリ下で出会った小さなトビエイです。小さめの椅子に使うザブトンぐらいといったらわかるでしょうか・・?その背中にカイワリの幼魚がついていました。カイワリ稚魚はクラゲなどについて少し大きくなってこの写真のサイズぐらいになるといろいろなサカナと泳いでいます。でも、トビエイについているのは初めて見ました。でも、図鑑には同じ仲間のコガネシマアジの幼魚がサメやハタにつくと書いてあるので、特に不思議というわけではないのかもしれません。最初砂に横たわるトビエイを見つけたのですが、透明度が悪かったので、その背中でカイワリは最初よくわかりませんでした。カメラを構えるとトビエイが泳ぎだしたので、カイワリ君の必死でついて行こうとしましたが、さすがトビエイのスピードにはかないません。「まって〜〜」「まって〜〜〜〜〜〜」と追いかけるのもむなしくついには振り切られてしまいました。
多分、カイワリ君は、「くそ〜!あのアワをぶくぶくと出すヤツさえ来なかったらトビエイさんにもう少しくっついていられたのに、まただれか探さなあかん・・・」などと恨み言でも言っているのでしょうか・・?ボクは「まっ!しゃないわな・・次ぎがんばりやぁ」とカイワリ君の去りゆく背中に向かってつぶやいてみました。

100ミリで撮りました。この日のコワリ下は、どんよりとカスミがかかったようでした、多分1メートルぐらいまでには近づいたと思いますが、色のはっきりしない写真にしかなりませんでした。やっぱり水のマクの力には勝てませんね。