2004.4.19
先週末は、串本、大島と一日ずつ行ってきました。どちらの海もその前の週よりはクラゲは少なくなりましたが、かなりの数が水面近くを漂っていました。透明度も先週中頃の台風1号のうねりの余波で12メートルほどとやや落ちました。
この写真は、須江のナギザキの深〜いところにいるアヤトリカクレエビです。ナシジイソギンチャクに隠れているエビですが、宿主の模様でいろいろなパターンの色彩があります。まだ和名がつく前は通称「クルクルカクレエビ」といわれていましたが、あまりにナシジイソギンチャクにとけ込んでクルクルと目が回りそうになるくらいです、この写真のバージョンは比較的わかりやすいですが、もう少し細かい斑点のバージョンのヤツは、ホント目が回るくらい背景に溶け込んで教えてもらってもよく判りません。
基本的にちょっと深めの水深にいることが多いです。紀伊大島や伊豆では見たことがありますが、串本では見たことがありません。(何故だかはよくわかりませんが・・・?)宿主のナシジイソギンチャクは、夜行性の為か比較的朝早い時間帯はポリプを開いていますが、強い光を当てたり、昼近くになるとそのポリプをとじてしまいます。(もちろん触るのは御法度です)ですから、誰もまだいかない朝の早い時間にそっと撮るのがいいです。

100ミリで撮りました。今回は久しぶりにリングライトで撮りましたが、ライティングをあれこれ悩む必要がないので、絞りだけに注意して、バシバシ撮れますね。。。、その分ライティングのおもしろみはありませんが・・・。