2004.4.14
串本グラスワールドで出会った多分アカエソの補食シーンです。食べられているのは、イソハゼの仲間だと思います。この写真を撮っている間にみるみるうちにエソは飲み込んでいきました。ま、食べられているサカナは不運なんですが、これも自然の摂理、ぼくらフィッシュウォッチング好きなダイバーにとっては垂涎もののシーンです。エソはとても獰猛なハンターですが、いたるところにいるんであまり注目はされません。が、中層を泳ぐキビナゴなどを底から狙いジャンプする様子などは、なかなか迫力があります。が、不思議と補食シーンを見ることはほとんどありません。ということは、結構失敗するんだろうね。こうやってお食事にありつけるということは、彼らにとってもかなりラッキーなことかもしれませんね。
海の中は、どんなサカナにとっても注意一秒、怪我一生ではありませんが、一瞬が命取りになるんですね。エソは、あの毒を持ったキタマクラも平気で食べるくらい悪食で有名です。それだけ何でも食うエソですが、あまり大型の種がいないせいもあって練製品になるくらいで、あまりそのカタチのまま食卓に上がることはないようです。(身は固いらしい)

100ミリで撮りました。撮っている間も口の中のハゼはだんだんと見えなくなっていきました。