2004.1.14
日本での今年初のダイビングは串本になりました。水温19〜18度、天気はこの時期としては、申し分ないお天気で、シーマンズは大勢のダイバーがいました。そんな中、やっぱりというか冬はやっぱウミウシでしょ、ということでウミウシ三昧のダイビングとなりました。。これは、アデヤカミノウミウシです。だいたい2センチ弱の大きさでした。僕は初めてみましたが、教えてもらっても見た目はコケムシのようでちょっと見は、ウミウシとは気がつかないような雰囲気でした。写真だとオレンジの触覚が目につきますが、撮っているときは背中のミノがろうそくの炎のようにユラユラとして、幻想的でした。ミノウミウシの仲間は、背中のミノに刺胞細胞を持っているのですが、その刺胞細胞をどこから手にいれるのかといゆうと、ほとんどが、刺胞細胞をもつ生物を食べ、ミノに蓄えるらしいです。中には、ミノウミウシのミノを食べて自分のミノに刺胞細胞をためる種類もあるということです。彼らには、刺胞細胞に刺されない酵素があるから刺胞細胞を食べても大丈夫なのですが、貝殻を捨てたことで、それぞれが身を守るために様々な方法を獲得したのですが、その多様性を思うとちょっと感動的ですね。

100ミリで撮りました。この日は全部で14種類ほどウミウシを見ましたが、そのうち5種類は、初めて見るものでした、去年あれだけ沢山のウミウシを見たのに、まだまだでんなというところでしょうか・・・。