2003.10.7
今回の大島では、日曜日の午後に、冬季限定の通称、階段ビーチ(内浦ビーチ)がオープンしたのです。急遽予定を変更して、入ったら、テトラ付近にカマスの大群が渦巻いていました。ちょっと暗めの海の中から「おまえら、どっから沸いてくんねん!!」次から次へと現れてきます。その数ざっと10万匹(かなりオーバーや)はおったような気さえするほどの、今まで見たこともない大群でした。ある意味シバタンのバラクーダやギンガメアジの大群に匹敵する程の数でした。
ときおり、ブリがこの群を狙って群に突っ込んでいくシーンなども見ることが出来ました。いままで、日本近海で、アジやイワシの大群は見たことがありましたが、カマスのこれだけの大群は初めて見ました。群もの大好き人間には、堪えられない瞬間でした。このカマス、多分アカカマスだと思います。図鑑には南日本に分布とあったので、比較的高めの水温を好むのかも知れません。この日の水温は約24度前後で、アカカマスが群れるのに調度いい水温なんだろうと思います。
カマスたちの「これだけ大勢おったら、恐いもん無しやで」「そうでんなぁ、たいがいのことは大丈夫でっしゃら」・・・・、「ん!あかん!あかん!こっちから大きいブリが突っ込んで来やる!」「あっ!噛まれてもた」などと大騒ぎッしているのでしょうか?とても至福の日曜の午後でした。

15ミリで撮りました。この日はワイドはD60しか持って行かなかったので、この大群を撮るにはちょっと物足りなかったです。やっぱり、こういうシーンはフルサイズの1Dsあたりがほしくなります。D60などのAPSサイズの弱点ですね、その変わり、ブリのアタックシーンのような時は、この画角の狭さが、調度いい感じになるので、まぁ、一長一短というところかも知れません。