2003.10.6
先週末は紀伊大島に行って来ました。ナギザキの32メートルにいるジョーフィッシュです。何でも、去年田辺で見つかった新種のジョーによく似ているらしいです。(確かに今まで見たジョー君とはまるで、色が違うし、鼻の穴の管が長いような気もします。田辺のジョーは40mらしいのでここの方がゆっくり観察できますね。といっても32mは、ちょっと深いですけどね)ジョーフィッシュは、アゴアマダイ科のサカナですが、海底に垂直の穴を掘って暮らしているため、あまり研究のすすんでいないサカナで、日本では、2属8種が知られていると図鑑(日本の海水魚、山と渓谷社)にはのっています。ということなので、写真を見て模様とか色とかが違うと新種かも知れないということになるのですが、実際は個体採取をしないと判定できないのです(いくらなんでも彼を取るわけにはいけませんものねぇ。)このジョー君は、ジョー君の中でもかなり大きく親指をひとまわり大きくしたぐらいの大きさでしたが、かなり臆病で、あまり近づくことができませんでした。まだ、見つかったばかりなんで、ダイバーになれてくれば愛嬌を振りまくアイドルになれるかもしれません。
このジョー君じつは、口内保育中で土曜日には、口の中がはっきり見えるよう大きく開けてくれていたので、タマゴが見えました。左の写真の銀色に見えるのがタマゴです。日曜日は残念ながら、ここまでした顔を出してくれなかったので、タマゴはよく見えませんでした。
ジョー君の口内保育は8日間でタマゴが孵るらしいので、クラブYUMIの岡崎さんが初めてタマゴを確認したのが月曜日なんで、ひょっとしたら日曜の朝にハッチアウトしたのかもしれません。(うーっ、見てぇ!)いずれにしろ詳しいことは判りません。ところで、ジョーフィッシュは、何故ジョーフィッシュというかというと、アゴを広げて巣穴の壁を固めるのでジョーフィッシュというらしいです。(アゴ=jaw)
180ミリで撮りました。寄りにくいと聞いていたので、長いレンズを使いましたが、土曜日は何故かストロボが発光せず、たまたま持っていた明るいターゲットライトで絞り開放、シャッタースピード1/30で撮りました(左の写真です)さすが、手ぶれであまーい写真にしか撮れませんでした。やっぱり、直前に発光テストは、欠かせませんね。