柏島の勤崎の深〜いところにいた、キツネウオ属の一種#1という和名のないサカナです。通称プリンセス・モノクロ・プルームというとてもきれいな響きの名がついています。図鑑にには高知県大月町沿岸とオーストラリアの深場にいると書いてありました。もうひとつキツネウオ属の一種#2という沖縄にいる同じような模様の種がいるらしいのですが、このキツネウオ属の一種#1は体側の黄色の帯が顔の前で繋がっていることで#2区別されているらしいです(うーむ!)まぁそんな話はどうでもいいのですが、こんな深〜い水深でも見た目にもコバルトブルーにレモンイエローが怪しく光るとても魅力的なサカナです。(でも、良い子はあまり行っては行けない水深です)僕は、初めて見ましたが、こんなきれいなサカナを見てしまうとまた深場へ深場へという誘惑に抗しきれなくなりそうで怖いです。そんな思いを知ってか知らずか彼はダイバーとの距離を保ちながら、ちょっとづつ深場へ深場へと泳いでいました。まるで「鬼さんこちら、ここまでおいで、アッププー」と鬼ごっこでもしているようなカンジでした。もちろん鬼は僕・・・?
100ミリで撮りました。ハウジングの調子が悪かったので、 ちょっと中途半端な写真になってしまいましたが、またリベンジしたい気はします。が、根性たりませんが、なんせ水深が水深なんでちょっと怖いです!!
ところで先週中頃から暑い日々が続きます、遅ればせながら溶けそうな暑さの週末でしたが、暑さにもめげず、写真をやっている仲間達と一緒に沢山の写真を見ることが出来ました。そうやって、沢山の写真を見ていると、それぞれのぶつかろうとしていることや表現しようとしていることが重なりあって、とても面白かったです。自分達の生きているこの世界で、知っていることや知らなかったことなどがグルグルと渦巻いて、もう一度、僕が生きていることを深く考えさせられる2日間でした。
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