2003.7.16
海に行かない日が3週間目に入ると、ちょっと精神的にイライラしてきます。今週末は何とか行けそうなのでもうちょっとの辛抱だと自分に言い聞かせています。が、今日バディが、なにがなんでも「サンゴの産卵」を見たいと串本へ行ってしまったんでちょっとブルーな一日です。ちなみに「サンゴの産卵」の産卵は水温が26度ぐらいになった頃の大潮の2、3日後が確率が高いらしいです。串本海中公園の御崎先生の予想を聞いて、串本のダイビングサービスは予定を立てています。ちなみに御崎先生は、研究のため水槽でかっていたサンゴも海のサンゴと同じ時間に産卵することを初めて確認した方だとおもいます。「サンゴ」は同じ種類のサンゴがほぼ同時刻に産卵するのです、サンゴのポリプから吐き出されるタマゴの中には卵子と精子が入っていて、それが海面に到達するとタマゴが割れ卵子と精子がでて、受精するのです。その浮遊卵が成長して着底し新しい「サンゴ」が出来るのです。しかし、完全に閉塞した水槽の「サンゴ」も同時刻に何故いっしょに産卵できるのかは、全くわかっていません。野生から遠く離れてしまった現代人には考えも及ばないような能力ですものね。さて、本当に今晩「サンゴの産卵」はあるのかどうか?神ならず身の知る由も無しですが、あるといいですね。

写真は、安良里のナイトで寝ていたカワハギ君です。何十年か前、初めてカワハギの刺身を食べたときは本当に感激しました。以来、メニューにカワハギを見つけるとつい注文してしまいます。海の中でもカワハギ君をみるとよだれがジワーッと出てきてしまいます。

100ミリで撮りました。やっぱり寝ているカワハギは、目に力が弱い?