串本の備前で出会ったシマアジの群です。砂地からアンカーに向かって泳いでいるときに出会いました。50匹ほどの群でしたが、やっぱり回遊魚を見ると興奮します。なんかとっても幸せな気分になりますが、出会いは一瞬なんで、写真を撮るのはかなり大変です。水の中の透明度は良くても25メートルぐらいだし、シマアジのような光り物は、水に溶け込んでけっこう近くまでこないとよくわからないので、「うぉー、すげぇー、きれいやなぁー。」と思っているうちに遠くへ行ってしまって撮れなかったことは数知れません。また、マクロで撮っているとき、ウミウシに夢中で頭の上の回遊魚のことなど全然知らなかったという悲しい過去もあります。だから、彼ら回遊魚は撮れればとりあえずOKなんです。シマアジは、大変な高級魚で、八丈の一本釣りの天然物なら築地では、目を向くような値段で取り引きされています。最近は養殖も盛んで、三重の方座浦では、確か港でシマアジの養殖をしてたと思います。そんなことを考えながらシマアジを見ていたら彼らの過ぎ去ったあと、よだれが・・・やっぱり、人間、食い気には勝てません。
50ミリで撮りました。ちょっと魚の丸さに欠けて写真になってしまいました。基本的にデジタルはフィルムに比べると立体感に欠ける気はしています。だからよけいに光の当て方に注意しないといけないのですが、この場合、そんなことはともかく写っていることが大事なんでこれで、とりあえずOKでしょう(ちょっとアトピンちゃうかって?・・・んーーー、まっOKでしょう。)
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