週末は、南紀で潜ってきました。今回、マクロのカメラのハウジングの故障で、狙いのサクラテンジクダイは撮れませんでした。で、仕方なく初日は、ワイドのみで、ナギザキの底のオキノスジエビを頑張って見ました。海の色は、須江のこの時期はこんなもんですが・・・、オキノスジエビは、毎日、毎日、カサゴやタイの餌食になっているにもかかわらずワサワサと、ん十万匹、びっしりと底に群れています。理由は、もちろん産卵行動なのです。この写真のエビのお腹の青く光っているのがタマゴなんですが、あと何日かして、このタマゴが無事に孵ってプランクトンになる頃にこの群れも姿を消します。このオキノスジエビは、普通200メートルぐらいの水深で暮らしているのですが、産卵のため、浅いところへやってくるのです。他の場所では50メートルとか60メートルという水深で見ることができるのですが、何故かこのナギザキでは、水深30メートルという比較的浅い水深で見ることができます。多分、とても貴重な場所なのかも・・・。
K20D+10-17ミリで撮りました。こうやってエビの近くにやっていくとエビがワサワサし出します。そうすると、決まってカサゴさん達が集まってきます。彼らも、一匹、一匹が見やすい方が獲りやすいのでしょうか・・・?