2008.5.7
須江では、ハナガサクラゲが水底に沈んでいました。このクラゲ、何故か串本では見たことが無いので、のってくる海流が違うのでしょうね。このクラゲは夜行性で、昼間は、死んだように底に沈んでいますが、活性化してないだけなんだそうです。実は、アジなどの小魚を触手に触れると、いきなり、食べ始め、一時間ほど活発に動き回るようになるらしいです。このクラゲを持ち上げて飛ばそうとしているときに、クラゲが大好物のカワハギがやってきましたが、何故か食べようとしませんでした。ひょっとしたら、このハナガサクラゲのとても派手な色が食欲をそそらないのかもしれません。(これがアカクラゲだったらあっという間につつかれてしまいそうですね。)で、そんなクラゲなので、水底にいる割には、ほとんどのハナガサクラゲにツノモエビ属の一種がついています。この子は、割とよく見るタイプです。で、この日はもう一種、よく分かりませんが、違う種類のエビがついている、ハナガサクラゲもいました。
ひょっとしたら♂♀かもしれませんが、モエビの仲間だとは思います。エビさんにとっては、クラゲは、他の生物からの攻撃を受けにくく、プランクトンを集めてくれるので、宿主としては最高なのかもしれません。地味ですが、なかなか面白いです。
K20D+M.プラナー100/2.8でとりました。あまり動かないのですが、微妙にクラゲが揺れるので、なかなか撮りにくいです。