2007.12.06
ダイバーは、誰しも、あれだけは絶対見たいとつねづね思っているものがあると思うのですが、ある人にとっては、それは、ジンベイだったり、深場のハナダイやったり、スズメダイだったりするわけですが、見たい見たいと思っていてなかなか見られなかった、スケロクさんのタマゴがありました。初めて見たのは、今年の夏に柏島でしたが、今回、須江、ナギザキで見ることが出来ました。トサカの幹の太いところに無防備に生み付けてあるのですが、何故か、親は、近づくとタマゴは放置して、どっかに隠れてしまいます。まぁ、こんな小さなサカナが抵抗したところで、タマゴを守るなんてどだい無理な話なんで、そうなんでしょうが、こっちとしては、けなげに守っていて欲しいですけど、「そうはイカの金玉」で、ちょっと拍子抜けといったところです。
拡大すると、赤く変色したあたりに目の見えたタマゴが着いているのが分かりますが、ミジン君のタマゴより更に小さいタマゴは、ほんま、顕微鏡クラスです。1Dmk3も、もう少し近づいて大きく撮らないと解像力の限界といった感じですね。近づくと親はどっかへいっちゃうんで、そこらあたりは、なかなか難しいです。なんでも、スケロクのタマゴの成長はかなり早く、水温にもよるとは、思いますが3日で孵化するそうです。(ゆっくりと成長していたら、すぐにベラかなんかにやられちゃいそうですもんね)そのサイクルの早さが、僕たちのようなサンデーダイバーがスケロクさんのタマゴがなかなか見ることができない理由のようです。
N、ゾナー100ミリ+1Dmk3で撮りました。一度、水中で使ってみたかったんで、無理を承知でAFで使ってみました。まま、結果は、思ったよりかは、AFも迷わずにピントを合わせてくれますが、やっぱ、マクロでAFというのはきついですね。来週、マニュアルのポートが出来てくるんで年末には、ゾナー本格水中デビューです