この子はナガサキスズメダイのお子様です。親は真っ黒でジミーですが、お子様が岩陰に濃い青いボディを光らせて泳いでいます。まるで、アフリカの伝統的な化粧のようなマスクは、カメラで大きくするとよ〜くわかります。普通種ですが、こいつとコガネスズメダイのお子様は、みるとついふらふらと撮ってしまいます。個体はかなり多いですが、根性ある個体は結構少ないような気がしますが、でも、基本的に絶対数が多いので、よ〜く目につきます。
親と模様が違うサカナはいっぱいいますが、そういう種類は、縄張りを持って同じ模様の小さなヤツを徹底的にいじめます。で、お子様が根絶やしにならないように親と違う模様で、「あたいたち、違うおサカナよ」とアピールするワケです。タカノハダイのように小さな時から同じ模様のおサカナさんは、自分と同じぐらいの大きさの個体へはかなり激しい攻撃をしますが。サイズのかなり小さな個体は、無視します。で、同じ模様でもOKなんですね。でも、最初にこいつがあいつになるって見つけた人は偉いよね。（あっ、水槽で飼ってればよ〜くわかるか）

100ミリで撮りました。