2006.4.05
大荒れだった、日曜の串本は、クローズになり、岬の東のウックン前に潜ることになりました。ここは、基本的に串本がクローズになった時にしか潜らないのであんまりいい印象は無いのですが、今回は、先月バディが潜った時にイナズマ君がいたというので、今回は目指せイナズマで一本いっときました。
ウックン前から伸びる海底ケーブル沿いに水深23メートルまで進み(それが、けっこう遠い)ちょっと右手のゴロタにいました。イナズマヒカリイシモチは、その勇ましい名前にもかかわらず、いつも暗がりで「はかなげ」にいます。そして、微妙にゆっくりとカメラから身を隠そうとします。動きはゆっくりなのですが、意外に撮りにくいです。ライトを照らすと物陰に移動するので、基本的にはライトも御法度です。(で、ピントが合いにくい)
イナズマヒカリイシモチは、去年までは、四国柏島にしかいないということだったのですが、去年、ここウックン前と対岸の大島須江エリアで見つかりました。また、パラオにも同種のお仲間がいるということです。が、やっぱり、非常に珍しいです。このエリアに今回2匹いたのと、前回もう少し離れたところでももう一匹いたということなので、もう少し、個体数も多いのかも知れません。サイズ的にもやや小ぶりなのですが、このまま、ここで定着してくれたら、繁殖も始まるのかも知れません。今後に期待です。

100ミリで撮りました。