今年もおし迫ってきました。僕のダイビングの予定も年末から年始の長期リハビリ合宿だけとなってしまいました。ちまたでは、そろそろ大河ドラマの総集編や今年の10大ニュースなぞの時期ですが、僕も今年の僕に撮っての10大出来事でもまとめて年末の締めくくりにしたいと思います。
一番の出来事は、なんといっても「みじん君のおはなし」の出版です。串本ではほとんどいないミジン君がなぜか須江では、ウハウハといて、いろいろな個体を見ることができました。ラッパウニやカキ、フジツボの殻で暮らすミジン君は須江で初めて見ることができました。空き缶、ワンカップ、ビニールホース、ビール瓶とそんな彼らの暮らしを約2年ほどおりにふれ、見ることができたのがとても面白かったです。彼らの愛くるしさやクロイシモチやタコと同居していたり、タマゴをかいがいしく世話をしたり、本州では初めて見つかったイレズミミジンベニハゼやミジン君よりちっさなイザリウオとのツーショットを見たり(正確には写っていたですが)そんなヒトコマヒトコマを繋げていったらひとつの物語が出来上がったのが「みじん君のおはなし」になったというカンジです。ずーっと潜り続けて写真をやってきたことがひとつの形になったのが、とてもうれしかったです。
この本をきっかけに、いろいろな方とも海のことや写真の話をすることができたのもとてもうれしかったです。
写真は、久しぶりに地蔵岩で復活したミジン君のちっさいお子様です。1Dsmk2+100ミリ×2倍テレコンで撮りました。
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