2005.8.04
この時期は、ハナダイ達は恋の季節です。どのハナダイもオスは、ピカピカの婚姻色に染まって、メスにアタックを繰り返しています。特に夕方が特別に綺麗なような気がします。キンギョハナダイは、そこいら中に沢山いますが、この時期、オスはやっぱり体を赤くして、メスに迫っています。そんな季節なので、ちょっと気になってよ〜く見ていると、オスの大きさが随分違うことに気がつきました。キンギョハナダイは、性転換するので、今まで充分に大きく成熟したメスがオスに変わるんだろうなぁとなんとなく思っていましたが、よーく見ていると随分小さなオスがかなりいることに気がつきました。大きなメスより小ぶりなオスがかなりの数いるんです。なんで・・?と思いません?
成熟してオスになるとばっかり思っていましたが、どうやらそうではなくある時期にオスかメスかを選んで、性転換し、その後成熟して大人になるんやなかろうか・・?で、ちっさいオスがようけおるんやなかろうか・・?と、まぁ、確かではありませんが・・・、今後ちょっと調べてみようかと思っています。
で、この子はそんなちっさいオスです。遠目になんだか背中にイレズミがあり、ちょっと目立っていましたが、エソかなんかにかまれた痕ではないかと思います。両側に同じようについていたので多分間違いありません。噛まれ方が浅かったんでなんとか逃げることができ、今は元気に泳いでいましたが。なんだか、ケナゲでいじらしく思えるキンギョハナダイでした。

100ミリ+1Dsmk2で撮りました。ちょこまかと動く小さなハナダイはかなり撮るのが難しいです。特に近づきにくい根の上のキンギョハナダイは大変です。ピントもブレもなかなかうまく止まってくれません。