2003.3.10
3月8、9日は串本へ行って来ました。水面近くの水温が多分15度程度で、安全停止の3分ほどが凍るように冷たかったです。しかし、5メートルより深いところは水温は17度程度、アカクラゲやミズクラゲが流れてきていて、海もだんだんと春の気配を漂わせてくれるようになりました。今回のトピックスは、なんとあのイラモ(鉢クラゲの仲間で、人によって手の先を刺されただけで、腕中が腫れあがるという毒を持った生物、串本では、最も危険な生物かもしれません)にテッポウエビが暮らしていたのです。シーマンズのイワ君が見つけてくれたのですが、なんとあのイラモを素手でかき分けて(よいこのみんなはまねしたらいけませんよ)このエビを見つけたのです。写真はとてもきれいなオレンジ色ですが、肉眼では茶色の1.5センチくらいの小さなエビでした。図鑑にも載っていないので(トゲトサカテッポウビが一番似てるカンジです?)あまり知られていないエビだと思います。一応イラモテッポウエビと仮に呼んでいます。それにしても、あのイラモに生物が隠れているなんて、本当にビックリですが、あの猛毒のカツオノエボシにだってクラゲウオなどが隠れていたりすることを考える不思議なことではないのかも知れませんが、世の中、不思議なことがいっぱいありますね。(まぁ、イラモの中を確かめてみようなんてダイバーは普通いないですからね。)それにしても、ちょっと写真撮るのが怖いシチュエーションでした。

100ミリでとりました。