2005.6.30
水中でスクーバしょってイルカを見るのは初めてでしたが、よくある遊びたいイルカではなく。正に狩猟中のイルカです。水の中ではイルカの「キー」「キー」「キー」という短い金属的な鳴き声が四方八方から聞こえ、なんだか僕まで、精神的に落ち着きを無くしていたみたいでした。このイルカなんか「てめぇ邪魔や!!」ぐらいの勢いで僕の方へ突っ込んできて去っていきました。(透明度も5メートルあるかないかぐらいだったので、仕方ないのかもしれませんが、)イルカの動きも鋭角的にキュンキュンと方向転換する感じでイワシを追いかけ回していました。20分ほど見ていたのですが、小さな群れでしたがイワシの数がどんどん減っていくのです。最後には4、50匹ほどの小さな群れになってしまっていました。
こんな感じですね。イルカや鳥、アシカなどに最後の一匹まで食べられてしまうのですね。たぶん日本の近海でもこんなドラマが毎年行われているんでしょうね。最近では少なくなったといわれるイワシですが、それを目指して、イルカや海鳥、カツヲやマグロ、サメたちが、人知れず行われているはずだと思います。(ただ、何処にいるか分からないだけだと思います。)この南アフリカの東海岸は岸から近い所でそのドラマを見ることができるというだけだと思います。でも、本来外洋性のマイルカをこれだけ岸に近い所で見ることが出来るというのもすごいことではありますが・・・?

15ミリ+1Dsmk2で撮りました。ストロボ弱いとイルカは映えないし、強いとイワシは光るし、ムツカシィ!!

海の色が青くないのでなんだかモノクロのような写真になってしまいました。