串本、双島の北の根で見つけた、ミアミラウミウシのグリーンバージョンです。このウミウシは、色彩バージョンがいろいろあるので、ちょっと見、別の種のように見えます。サイズも比較的大きく色もキレイなので、全身というよりは、お気に入りの場所を切り取るという撮り方が僕の場合は好きです。手前の触覚のグリグリが好きなんでそこだけにピントを合わせて・・と、いいますが、ウミウシあんまり動かないように見えて結構動きます。ピント合わせているうちに変な方向いちゃったりして、(そういうときは、内緒でそっとこっちを向いてもらいます。上手にお願いすると大丈夫ですが、無理はあきまへんで)ウネリや流れもありますんで、なかなか思うようには・・・・。でも、ほんま綺麗なウミウシです。
10D+100ミリで撮りました。
ところで、デジタルのRAWについて、前に写真のネガみたいなもんと書きましたが、さしずめ、JPEGが同時プリントのようなもんだとしたら、RAWは、正に素材なんです。普通ポジの場合、ドンピシャの露出を得るため0.3絞りほど露出を変えて撮ったりしますが、RAWは、プラスで1絞り、マイナスで2絞りは余裕があります。ま、ゆうたら、カラーネガよりやや広いラチチュードがあります。それにシャドウの締まりも調整出来、また色温度を変えて色かぶりもとれます。と、まぁ、いいことだらけともいえます。(でも、ポジのドンピシャの時の青い色や赤の色やグリーンやパープルや透過光で見るせいもあってものすごく深く綺麗な色をみるとやっぱりポジも棄てがたいなぁと思いますが)でも、その分、プリントや印刷の専門的な知識が必要となってきます。特にRAW現像ソフトの使い方がキモとなってきます。(モノクロの写真もキモは、プリントテクニックなんで、当たり前といえば当たり前ですが)まぁ、トリミングだって、色を変えたって、合成したってなんだってありなんですから、写真はやっぱ、複製技術の上になりたっている表現なんですから。よかったらいいんです。
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