2005.5.19
アオウミウシが交接をしていました。アオウミウシは最近では誰も見向きもしない普通種ですが、交接している個体はちょっと別です。ウミウシはご存じのように雌雄同体で前がオス、後がメスですが、単一生殖は出来ず必ず別の個体の精子をもらわないと受精することが出来ません。この広い海の中でどうやってあまり早く動くことの出来ないウミウシが出会うことが出来るのかと考えるととても不思議な気がします。(アオウミウシほど個体が多ければあまり難しく無さそうに思いますが、それでも交接しているところを見るのはあまりありません。)と上がった写真を見て、向こう側の個体の手前になにやら・・・変なものが・・・どうやらウミウシにつく寄生虫がついています。diary322で紹介したあの寄生虫です。誰も不味くて食べないウミウシに付くとは、戦略家の寄生虫ですね。競争者は少ないし、補食される心配も少ないし、「おぬしなかなかやるなぁ!」。しかし、近くにキイボキヌハダウミウシいたんで、気いつけや・・・?あっそうか、食べられる瞬間にキイボキヌハダウミウシに乗り換えればいいのか・・・?やっぱり「おぬしもワルよのぉ!」か・・?

180ミリで撮りました。

昨日書いた高倍率ズームですが、APS-Cタイプのデジタル専用と特化することでイメージサークルが小さくて済むので、レンズの設計や明るさの面でも普通の35ミリフルサイズのレンズよりは有利です。また、デジタル受光素子特有の弱点とされる周辺部の光の入射角の問題もAPS-Cタイプなら、もともと35ミリフルサイズを前提とした大きなマウントを持っているので回避出来そうです。(だから、キャノン以外のどのメーカーもデジタル一眼はAPS-Cタイプしか出していません。)そうやって考えて見ると1Dsと1Dは、業界標準からはずれたカメラということになりますね。