虎の穴のマクロ修行は、なかなかの成果を上げました。これは、メシマウバウオ属の一種のペアーです。2匹で並んで約5分ほど動きませんでした。水深は3メートルほどで、久しぶりのアルミタンクのためごっつい苦労してとりました。多分産卵しているような気はするのですが、タマゴはぜんぜん確認出来ませんでした。(まぁ、親でも2センチ無いくらい小さいやつなんでしかたないか・・・?)こうやって尻尾をJに曲げているのは産卵の印らしいです。見つけたときは、前後ろ反対向きにペアーでいましたが撮っているうちに向きを変えました。(このメシバウバウオ属の一種は、基本的には南方系で八丈にはいっぱいいるらしいですが、まだ標準和名がついていません。が、ヘビギンポやスズメダイの卵を喰うことで有名です。だからといってはなんですが、岩には生み付けへんような気がします。)いずれにしろ産卵か交接のどっちかのようです。後でよく考えたらこの2匹がいなくなったあたりをもっと丹念に見ておけばよかったと思いましたが・・・、後のまつりですね。
100ミリで撮りました。水深の浅いところは、なにげに体勢を安定させるのが難しいです。基本的にこうしたあまり動かない被写体の時は、何にもまして体勢を安定させることが一番肝心です。が、久しぶりのアルミはエアーが少なくなるとものすごく浮力が出来うまく体勢を安定させることが出来ませんでした。(あと1キロあれば、もっとうまく撮れたかも・・?)
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