柏島から帰ってきました。四国辺境の島も、ゴールデンウィークは大勢のダイバーや釣り人でにぎわっていました。今年の海は、春濁りも一段落し、前半はまぁまぁの透明度でした。柏島、虎の穴のマクロ修行ですが、なかなか興味深い生物を見ることが出来なかなか楽しませてもらいました。が、今回一番のトピックスは、このトラフコウイカの産卵シーンです。一瞬コブシメとも思いましたが、どのみちこうして興奮しているときの色はよくわからないし、タマゴを産んでいる場所が、岩の下だったのでトラフコウイカじゃぁないだろうかと思います。
しかし、一匹のメスを大きなオスが上から抱え込み、まわりにいるオスから守っていました。トラフコウイカそのものをボクは見たことがありませんでしたが、オスのバトルを繰り広げる、その攻撃色は怖いくらいでした。メスがタマゴを産み出したようだったので、かなり近づくと、この守っていたオスは、人間に気をとられ、少しメスから離れると、まわりのオスが「今や」とばかり、メスにすり寄ろうとします。とその時、オスは長い足を、そのすり寄ってきたオスに絡ませ投げ飛ばします。というバトルをいつまでも続けていました。 |
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