2004.7.29
須江の28メートルあたりのいたガラスハゼです。よーく見るとお腹から尻尾にかけてタマゴがついていました。午前中に見たときは何故か、このガラスハゼ、微妙にプルプルと震えていました。近づいてもタマゴのある場所からあまり動かなかったので、すわ?産卵!!と思いましたが、午後に潜ったときも同じように微妙にプルプルと震えていました。やっぱり近づいても逃げなかったんで多分タマゴの世話をしてたんやと思ってダイビングを終えました。
タマゴの部分だけを撮ったものです。よーく見るとちょうど右側の方に目がはっきりとしたタマゴがあり、左側は中身が全然ないタマゴの殻が残っているように見えます。前にガラスハゼはほとんどタマゴの世話をしないと聞いていたので、このガラスハゼのプルプルを見たときは「やっぱガラスハゼもタマゴの世話をするんや」と思いましたが、この写真をよーく見るとひょっとしてあのガラスハゼのプルプルは、ハッチアウトを促していたんじゃないやろか?
そう思って、他の撮った写真をよーく見ると、なんとにゅーと飛び出ているガラスハゼのハッチアウトの瞬間が写っています。ミリを越えてミクロンの世界なんで、肉眼で確認するのはほとんど無理だとおもいます。まして、このガラスハゼのヤギのそばにはアヤトリ君がいるので、この時はダイバーが大勢集まって泥がもうもうと舞っていたんでよけい無理やはなぁ。
なんだか、決定的瞬間に出会ったのに、ぼーっとしててそれを逃したというかちょっと悔しいです。(ガラスハゼがいつもと違う動きをしているのには気がついたのに、もうすこしその意味を掘り下げていたら・・・、)まぁ、こんな小さなもん見えへんからしゃぁないて,,,○│ ̄│_

100ミリで撮りました。それにしても、ちっさいもんもここまで行くとすごいなぁと我ながら感心してしまいます。

ところで、台風10号が東から西へと近づいて来ていますね。実は、今年うちの庭のクーラーの室外機の陰にアシナガバチが巣を架けています。蜂の巣が低いところに巣を架ける年は風が強いと昔からよく言われますが、ひょっとしたら今年はかなり風の強い台風がくるんじゃなかろうか・・・?