先週末は、窒素抜きということで、久しぶりにダイビングはお休みしました、でも、折角の梅雨の中休みだったので、行けば良かったと少し後悔しています。が、しゃぁないですね。かわりにといってはなんですが、清里にいって、「ヤングポーリフォリオ」?という写真展を見てきました。20代、30代の世界各国から沢山の応募があったもの中から、選ばれたものが展示してありました。東欧やアジアの作家の写真が結構あって、なかなか興味深いものでありました。
この写真は、安良里の黄金崎ビー手で出会った、メガロパ(カニの幼生)だと思います。中層を漂っていたのを岩の上に置いて撮ったものです。まだ、誰か特定することはできませんが、カニのカタチですね。もう少し大きくなると着底してカニ本来の暮らしをするようになるんだと思います。海の中は。川や雨で流れ込む植物プランクトンをこうしたカニやエビなどの幼生のような動物プランクトンが食べ、その動物プランクトンを小魚等が食べ、その小魚をもっと大きな魚たちがというような構造があるわけですが、その中には、人間にとって都合のいい生物もいれば、都合の悪いものもいるわけです。ここ安良里では、毎年、初夏の頃に多くのトビエイが集まって、ダイバーを楽しませてくれます。が、瀬戸内海(多分山口だったと思います)では、今年多くのトビエイがアサリなどの貝を食べるので、自治体の補助金で駆除のため漁をしたところ、2時間あまりで270匹も捕れた(中には1.5メートルクラスのトビエイもいたらしい)というニュースをやっていました。そんな大きなトビエイの群れダイバーが見たら、狂喜乱舞で、日本中から多くのダイバーが集まってくるのに〜〜と、何事にも、ものを見る立場によって同じものが違う見え方をするんだなぁと改めて思いました。
SONY T-1で撮った写真です。ちょっと甘いですが、まぁまぁ綺麗でしょ・・。
|