2003.1.27
冬になると、僕たちのようなウエットダイバーは、新しいロクハンなら、13度ぐらいまではへっちゃらだい。などと強がってはいますが、やっぱり寒いのはイヤなんで、なんかいい方法がないかといつも考えているんですが、手袋をカヌー用のものにする(カヌーは、川で遊ぶので海の何倍も寒い)とか、ファスナーのないブーツを履くとか、そのくらいで、あとは、ボートで海からあがったら、お湯を直接ウエットの中に入れるとか、お風呂に浸かる(最近はうれしいことにウエットで入れるお風呂の設備があるポイントが増えてきました)ことで、寒さをしのいできました。
そんな時、串本のガイドさんから水の中でも使えるカイロがあると聞きました。どこに売っているかまではわからなかったので、インターネットで調べましたが、イマイチよくわかりません。知り合いのアウトドアグッズの専門店に聞いてもよく分かりませんでした。ちょっとあきらめてかけていた時、近所のサンクスに行ってみてなにげなくこの「魔法のカイロ」という商品が目に入ってきました。ちょっと手に取ってみると物理反応で何度でも使えるとあり、聞いたのと同じ説明書でした、値段はなんと「380円」。早速買って、試してみることにしました。

中を開けると、丈夫そうな袋のなかに透明な液体に中に丸い金属が入っていました。この金属片を押すと、物理反応がおこって、暖かくなるらしい。そこで、押してみると見る見る白濁しあっという間に、暖かくなってきました。1時間ほどすると、液体は、白く固まって冷たくなりました。そして、今度は沸騰したお湯で暖めるとまた、透明になり、またこの金属片を押すと、暖かくなるのです。説明書には100回使えると書いてありました。

これだと、水の中でも充分使えそうなので、早速、15度まで水温の下がった伊豆、安良里で試して見ました。ボートに乗る直前に反応させて、ロングジョンとかぶりの間に入れました。うーん、なかなか暖かいそのまま、ボートに乗って出航です。この日は、風もなくカイロのおかげで寒くなく、ポイントまで到着。で、バックロールでいざ、水の中へ!水中でもカイロはぬくぬくと暖かい何となく幸せな気分でした。やっぱり、30分程で効果は薄らいできましたが、それなりの効果はありました。ボートに上がってから、反応させて手を暖めることもできました。なかなか重宝する小物になりそうです。ちなみに、バディはダイビングの直前にブーツの中に入れていました。15分程は暖かかったと言っていました。

新しいもの
金属片を押して白濁し始めたところ