2003.1.21
ガラスハゼの卵を実際に見たのは今度がはじめててでした。ヤギのはげているところは、ハゼの産卵床というのは知っていたんだけど、卵を見たことはありませんでした。12月末の串本、水温約19度、そんな時期でも卵を産むんだとちょっとびっくりしてしまった。スケロクウミタケハゼの卵はだいたい3〜4日ぐらいで孵化するんで、我々サンデーダイバーが目にする機会が少ないんですけど、ガラスハゼもそうなのかなぁ。この写真は、ちょうど親が守っているように写っているけど、親は、いつも卵のそばにいるわけじゃなくて、ヤギの根本からサキまでを行ったりきたりしていました。ただ、卵のところで必ず止まるので、こんな風に狙ってみたわけです。ヤギは、刺胞細胞を持つ生物なんで、卵は産みっぱなしでも大丈夫なんでしょうね。それに、あの小さなガラスハゼでは、卵を守るといっても、普通の魚にかなうはずがないですもんね。肉眼では、ほとんど、卵は見えなかったけど、ファインダーでは、よーく見えました。(100ミリ+2倍テレコンで撮影)