2003.10.24
怒濤の幼魚ウィーク第4弾は、グラスワールドで見つけたヒレナガスズメダイの幼魚です。このスズメダイも比較的南方系のスズメダイです。串本では、多分大人はあまりいないと思います。黄色に黒のストライプが印象的なサカナですが、ちょっと目つきが悪いですね。写真を撮っているときも、なんとなく威嚇するようなそぶりをみせ、さかんにガンを飛ばしていました。「何、あんたぁ!なんか用なわけ・・・?用がなかったらあっちいっといてんかぁ!」てなカンジでした。
この種も大人になると薄黒くなって、誰も見向きもされないのです。だから、
「今だけなんだから、ちやほやされるのは、もっと愛想良くしときや。そのうち見向きもされなくなるんやから。」と小言のひとつも言ってみたくなります。
100ミリで撮りました。

ところで、今日の朝日新聞の夕刊に北極の氷が、この10年間でずいぶんと少なくなっていると写真が出ていました。本当に一目瞭然といったかんじで、2割ほ海の氷が少なくなっていました。温暖化は、目に見えないスピードで、でも確実に進んでいるんだなぁと、ちょっと背筋が寒くなる写真でした。でも、僕たちにいったい何ができるのか・・・?とても、気の遠くなるほど難しいことですが、貧者の一燈がとても大切なような気がします。(できるだけ、電気を使わないとか、ゴミを減らすとか、車に乗らず歩いて行くとか、本当に気の遠くなる様なことしか頭に浮かんできません。)