2003.9.24
柏島の後浜にエントリーしたすぐにロープについていたチョウチョウウオです。この後、大勢が潜ってきたら何処かへ行ってしまいましたので、これも早起きは三文の得ではありませんが、まぁ、一番の時には得をするものです。チョウチョウウオは、チョウチョウウオの仲間では、シラコダイと共に最も北方に適応した種らしいです。伊豆でもよく見る普通種です。でも、北の方にいるヤツは生殖腺が発達したものがいないらしいので、伊豆にいるヤツは交尾できないのね(なんかかわいそうな・・・)でも、普通種のわりには、どうやって生殖行動しているかはよくわかっていないらしいですが、サンゴやイソギンチャクを食べることが知られています。
ダイバーにとっては、どこにでもいる普通種なので、あまり目に入って来ませんが、このくらいの群になると黄色とバックのブルーの対比が綺麗ですね。串本のイスズミ礁には、毎年夏になるとものすごい数の群が現れます。今年もたくさんいるのですが、ちょっと透明度がいまいちの日が多いのでなかなかうまく撮れません(去年は現れませんでした。)何故、串本のイスズミ礁に群れるのかは詳しいことはわかっていませんが、サンゴのタマゴがイスズミ礁に潮の流れでたまってそれを食べに集まって来るのではないかという説が有力のようです。(去年はサンゴの産卵がなく、ものすごい数のチョウチョウウオがいた一昨年はサンゴの大産卵があった)

15ミリで撮りました。