2003.8.28
竜の浜にいたムスジコショウダイの幼魚です(実は、最初よく分からなかったので安良里のTATSUMIさんに教えてもらいました)バディが見つけたんですが、僕は初めて見ました。1センチぐらいの小さなヤツでくねくねと動き回りピント合わせるのがホントに大変でした。サンゴ礁や南の岩礁帯に生きる定着性の強いサカナである程度の大きさになるサカナは親の模様と子の模様が全然違うヤツが多いです。そのため幼魚は一見して「こいつ誰や・・・?」というカンジになります。聞いた話では、それぞれの種類で少しづつ食べるものが違うので、同じ模様にサカナは、なわばりを荒らすテキということで同じ種から攻撃を受けるので、幼魚は、まるで違う模様だということらしいです。
その話を聞いたとき、自然のシステムの深謀遠慮というか、人が練りに練り、考えに考えてもおよびも付かないようなその精緻さに思わず膝をたたいた覚えがあります。神経衰弱のような親と子供の絵合わせは、どこまでも続く命の輪廻をたどるようなカンジでとても面白いです。

100ミリで撮りました。砂がまって光ってしまいました。もう少しストロボの光量を下げて撮ればよかったかも知れません。

昨日は、6万年ぶりの火星大接近の日でした、あまり良い天気ではありませんでしたが、各地でその赤い怪しい光を一目見ようと大勢の人が望遠鏡を覗いたようですね。