2003.8.4
8月の声を聞いたとたんに太陽は燦々とふりそそぎ暑い夏がやって来ました。串本の水温も28度〜29度とグッと上がり、透明度も30mとこれが「正しい日本の夏だぜ」といった感じの週末でした。
そんな明るいグラスワールドで見つけた、イソギンチャクエビのペアです。大きな方がメスで小さな方がオスです。このエビはイソギンチャクと共生していますが、サカナをクリーニングすることはないのだそうです。そういえば、クリーナーで有名なアカホシカクレエビやオドリカクレエビのようにイソギンチャクの上でダンスなどせず触手の間でじっとしていることが多い気がします。
後で写真を見たらメスはタマゴを抱えていました。メスの頭の後ろも普段は透明ですが、そこにタマゴがあるので白くなっているんですね。
メスの3分の1程のオスは毎日メスのシリに敷かれてますます小さくなってしまったような気がします。「あんたっ!」の一言に直立不動で「はいっ!」と応えているのどこかの夫婦のような感じですね?
100ミリで撮りました。それにしても透明度の良い海はとても気持ちがいいですね。なんか得した気分です。