2003.7.9
今月に入ってからシトシトとうっとうしい梅雨空が続いていますが、今年の梅雨の雨量はけっこう少ないらしいです。でも、伊豆では先週崖崩れがおきるほどものすごい雨が降ったらしいです。そのせいかはわかりませんが、このところ透明度が悪いみたいです。この写真は、紀伊大島の地蔵岩にいた、タマゴを抱いたカザリイソギンチャクエビです。(ちょっとわかりにくいですが、036のタマゴの無い写真と比べてみるとわかると思います)カザリイソギンチャクエビは、伊豆や串本では、クマノミのついているイソギンチャクの中にほとんど必ずといっていい程います。でも、小さめのエビなんでイソギンチャクの触手の陰にうまく隠れてしまうのと、このエビはクリーニングをしないので目立とうとしません、で、僕がこのエビを初めて見たのは、わりと最近のことです。でも、イソギンチャクのオレンジ色が透けてきれいなので、お気に入りのエビのひとつです。彼女は「わっ、見つかちゃった、ダメ早くかくれなきゃ」とばかりにイソギンチャクの触手の間を右に左に飛び回ります。

100ミリで撮りました。揺れるイソギンチャクの触手に簡単にかくれるので、なかなか全身を撮るのは難しいです。